熱田神宮は五穀豊穣、家業繁栄を祈ってお参りする人々が、昔ながらの神域に引きも切らず続いて居ります。
天明五年頃(江戸中期)、「きよめ茶屋」が設けられ、参詣の人々はここでお茶を頂いて疲れを休め、
姿を正して神前にぬかずくのを習わしとしました。この茶屋に因んで「きよめ餅」を売出ました処、
その格調高い風味がも忽ち評判となり、「熱田詣りにきよめ餅」「名古屋土産にきよめ餅」と全国に名を知られ、
参宮のお土産としてはもとより、お茶うけ、ご贈答品にも好適の銘菓として、あまねくご賞味頂くようになりました。